Monthly Archives: 6月 2014

良い借金 悪い借金の違いとは

20140620キャッチ

収益を生む不動産を買うために借金をする
ことは、不動産投資家にとってはレバレッ
ジという大きな武器なのです。

6人の場合は、「融資が組めれば、不動産
は買える」という認識が、不動産投資をは
じめるきっかけになっています。

もちろん、大きな借金をすることに不安が
なかったわけではないでしょう。

第1章でドンペリ大家さんが、20代の若者
が不動産投資を行うメリットとして「時間
を味方につける」ことを挙げましたが、時
間に対するレバレッジという考え方もでき
ます。

「時間を短縮する」ということです。

20代投資家であれば、ほかの年代よりも早
く投資がスタートする分だけ有利になるこ
とは第1章で説明があったとおりです。

自分の時間やお金も比較的自由になること
から、城山さんや田中さんのように自己投
資金を増やすことができます。

といっても、物件取得費をすべて現金で貯
めていくとなれば、それこそ何年もかかっ
てしまいます。

融資というレバレッジをかけることにより、
100万円の自己資金でもその何倍ものお金
を融資で借りることができます。

さらに自己資金が0円でも全額を融資で借
りることが可能な場合もあります。

つまり、コツコツと貯金をしていく時間を
ショートカットできるということです。

その分だけ投資のスピードが増します。

これが「時間のレバレッジ」です。

西田さんや佐藤さん、ドンペリ大家さんは、
区分所有マンションから1棟ものへ投資方
法を変えていますが、区分所有マンション
に比べてより大きなレバレッジをかけられ
る1棟ものにシフトすることによって、よ
り多くの収益を得ることができます。

これは「目標を達成するまでの時間をショ
ートカットできる」ということでもありま
す。


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不動産の常識と一般の常識

20140619キャッチ

20代で融資を受けている人が周りに少ない
ことが「やっぱり若いとダメなんだ」とい
う思い込みを生んでしまっているだけで、
実際は成功事例は少ないですが20代であっ
ても融資を組むことはできるのです。

20代で融資を成功させるポイントは、同じ
20代で成功した人を見つけて、融資を受け
たリアルなやり方を聞くことです。

どんな物件だったのか、その人の属性、自
己資金、話を持っていった金融機関、金融
機関への紹介ルート、そしてタイミング…
…。

知っておくべき情報は山ほどあります。

しかし、融資情報は刻々と変化しているの
で、今ここで私が20代のための融資攻略法
を書いたところで、数か月後には「再現性
の低い情報」となっている可能性は非常に
高いのです。

もちろんインターネットで手軽に知ること
もできません。

そのためには自己投資を行い(法則3)、
メンター、仲間などから情報を得る(法
則6)必要があります。

こういった生の情報は、自分の足を使って
しっかりと集めていきましょう。

繰り返しになりますが、融資を通すのは決
して無理難題ではないのです。

そしてもうひとつ、これは年代に関係あり
ませんが、“常識の壁”でお金を借りるの
が難しい場合もあります。

ドンペリ大家さんの場合では、奥様が「借
金は悪」という考えでした。

それが世間では常識です。

その常識にとらわれて借金ができない人も
いるしょうし、ドンペリ大家さんと同じよ
うに家族から賛同が得られにくいこともあ
るでしょう。

しかし私は「家賃収入を生む不動産を買う
ための借金はいい借金」だと認識していま
す。

この考え方は世間一般から見ると非常識か
もしれません。

しかし、不動産投資家のあいだでは、こち
らのほうが常識なのです。


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不可能を可能にする不動産投資術とは

20140618キャッチ

「レバレッジ」の力を活用する

20代のうちは、「何か」をはじめるにして
も、貯金もあまりないのが現状でしょう。

6人も、最初は全くといっていいほど貯金
はありませんでした。

節約に節約を重ねて自己資金を捻出した城
山さんや田中さんの例もありますが、それ
でも全額を自己資金で賄おうとしていれば、
いまだに物件を取得することはできていな
かったかもしれません。

少ない資金で不動産を購入することを可能
にしたのは、「レバレッジ」の力です。

「レバレッジ」とは「てこ」の意味です。

「てこ」の力を使うことで、本来の自分が
持っている以上の力を発揮することができ
ます。

少なからずリスクもありますが、リターン
も大きく、自分自身が努力した分だけ、し
っかり収益と資産が増えていくのです。

それが不動産投資の魅力です。

不動産投資ににおける「レバレッジ」、そ
れは改めていうまでもなく金融機関による
融資のことです。

サラリーマンであれば、勤務している会社
の信用を使って、融資が組めてしまうので
す。

「20代では銀行からそんなにお金を借りる
ことができないのでは?」

と思うかもしれません。

正直いって簡単なことではありません。

確かに信用が高く収入も多い中高年世代と
比較すれば、20代で融資審査を突破するの
は、決して簡単でないことは事実です。

西田さんは不動産投資をはじめた当初は入
社2年目で年収407万円ということで、融資
の審査になかなか通りませんでした。

それでもあきらめることなく挑戦した結果、
1回だけでなく2回も融資を受けることがで
きました。

城山さんもいくつもの金融機関に断わられ
ながらも、あきらめずに数多くの金融機関
にあたることで、最終的に融資を引き出し
ています。

少なくとも彼らは「融資を受けて、不動産
を購入することができた」のです。


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愚痴ったー仲間にはならない!

20140617キャッチ

ここで仲間をつくるときに気をつけていた
だきたいことが2つあります。

ひとつは、不動産を購入できないというネ
ガティブなことを共感し合わないことです。

物件を取得するための情報交換、現在取り
組んでいる問題への対策など、あくまでポ
ジティブなことを共有することが大事です。

メンターならずとも一歩先を行く投資家の
行動は、自分の近未来の姿と重ねることが
できます。

仲間を多くつくることにより、より多くの
成功イメージをつかみましょう。

それが次の行動の指針になり、

「今度は、これをやってみよう」

と、前に進んでいくモチベーションになる
のです。

2つ目の注意点が仲間同士で不動産投資の
「結果」を比較しないことです。

勘違いしてほしくないのは、「不動産投資
に勝ち負けはない」ということです。

確かにライバルとなるような仲間を持つこ
とで、自分のモチベーションをあげるのは
いいことです。

ただし厳密にいえば、どんな不動産投資家
であっても、属性や物件、購入条件などは
すべてバラバラです。

似ている部分はあるかもしれませんがまっ
たく同じ人はいません。

物件規模の大小や家賃収入の多い少ないな
どの安易な「結果の比較」はやめましょう。

自分で物件を所有したときからが、不動産
投資家としての人生のはじまりです。

不動産を所有したら、次は経営者としての
実績を積んでいくだけです。

それがまた次の不動産購入へもつながります。

予期せぬハプニングもあるかもしれませんが、
そのハプニング自体が不動産投資家としての
自分を成長させてくれるものなのです。

他人と優劣を比べるのではなく、情報を共有
し、どうやって投資を実現させるのかを考え
て、自分の成長を楽しめる環境をつくり出せ
るよう考えていきましょう。

それができれば、おのずと結果はついてきま
す。

人によって道のりも違いますので、単純に結
果だけを比較するのは絶対にやめましょう。


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モチベーションの源泉を持とう

20140616キャッチ

やり方が無数にあり、そのなかから常に自
分自身で選択を迫られる不動産投資をたっ
たひとりで行うことは、つらく厳しいこと
です。

なかなかモチベーションが続かないのも無
理はありません。

そこで大切になってくるのは「仲間」をつ
くることです。

同じ価値観を共有して、時にはライバルと
なるような仲間と定期的に会ったり、SNS
で交流したりするのが、モチベーションを
維持するのに有効です。

第2章で登場した6人もインベスターズギル
ドなどの不動産投資家同士の集まりに参加
することによって、情報を共有するだけで
なく、不動産投資に対しての情熱を維持し
ています。

例えば城山さんは、不動産投資のセミナー
に参加すると必ず懇親会に参加して、単な
る先輩大家、後輩大家という関係から、と
もに自己成長できる仲間を増やしました。

田中さんは志を持った仲間と価値観を共有
することの素晴らしさを語っていますし、
西田さんは「不動産投資の仲間から常に刺
激を受けて、チャレンジ精神が出てくる」
と言っています。

佐藤さんの場合は、不動産投資では一歩先
行く大学時代の友人を一方ではメンターと
して尊敬しながらも、もう一方ではライバ
ルとして

「こいつにできるなら、
自分にもできるはず」

と自信を奮い立たせています。

このように仲間をつくることによって、モ
チベーションを維持する環境をつくり出す
のも、不動産投資家として重要な条件にな
ります。


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不動産投資・物件の数だけ色々

20140615キャッチ

不動産投資では、経験してみないとわから
ない部分がたくさんあります。

例えば購入時の金消契約や購入後の管理会
社との折衝、物件のリフォームなどがそれ
にあたります。

また不動産には同じものがひとつとしてあ
りません。

したがって「このやり方だけが正しい」と
いう「唯一の答え」もないのです。

似たような環境の物件でも推測しかできま
せん。

結局のところ、あなたの不動産投資はあな
たが

「やってみるしかない」。

この経験が、実践で成長するということな
のです。

ある程度の勉強を行い、メンターや仲間か
ら情報を共有したら、購入への一歩を踏み
出してみましょう。

それが「行動し続けること」の秘訣であり
、次のステップへのカギになるのです。

法則6
「仲間」をつくる

不動産投資は、ひとりで行わなければなら
ない作業が多いものです。

そして、自分で目標を立てたとしても、初
めのころはなかなか自分の思うようにはい
きません。

法則5で、

「不動産はひとつとして同じものはない」

と述べましたが、自分自身の条件にも同じ
ことがいえます。

同じような勤続年数と年収の人でも1年タ
イミングがずれただけで、ローン審査が通
らなかったというエピソードが西田さんの
インタビューにあったように、自分でチャ
レンジしてみて、その結果を検証するしか
ないのです。

また「結果の出し方」も同じで、

「これだけが正しい」

という答えはないのです。


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20代・体力あるという属性

20140614キャッチ

不動産投資のノウハウを学ぶために40回以
上のセミナーに参加し、物件を探すために
200件以上の資料請求をして、50件以上の
物件を実際に見に行っています。

さらに新築物件のプランを検討する際には、
一日でハウスメーカーを20社以上回って見
積もりを取ったり、建築図面をのべ100人
以上の人に見てもらってアドバイスを受け
たりしています。

これだけの行動量ですから、城山さんの場
合は1年もたたずして1000時間を超えてい
ます。

だからこそ、20代の若さで新築アパートを
建てることができたのだと思います。

佐藤さんは2年間、不動産投資講座に通っ
てみっちり勉強を積んだあと、区分マンシ
ョン取得という第一歩を踏み出します。

高橋さんは書籍やインターネットで情報を
収集しながら実際に物件見学などに赴いて
知識を吸収し、それから区分マンションを
取得しています。

また、ドンペリ大家さんも常に最新の情報
を収集することを怠りません。

20代のころから9年間にわたって勉強する
こと、不動産を取得すること、経営するこ
とを続けていますから、1000時間はとうに
超えて、今は1万時間の領域に近づいてい
ます。

彼らは努力家ではありますが、みなさんと
同じ普通のサラリーマンです。

天才でも超人でもありません。

6人の共通点は、不動産投資としっかりと
向き合っていること、時間をかけてある程
度の「ノウハウ」を身につけたら、すぐに
小さいながらも不動産を購入するという「
行動」を起こしていることです。

彼らは実践しながら成長していったのです。

不動産投資の場合、「不動産を購入」しな
ければ、始めることができません。

地主でもない限り、最初から物件を持って
いることはありません。

勉強して知識を身につけ、自己資金を貯め
て物件を購入する。

そこがようやくスタートなのです。


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先が見えない不安・何か策を講じてますか

20140613キャッチ

不動産投資に限らず、結果を出すためには、
ある一定程度の「量」と「時間」が必要に
なるのです。

この部分をクリアできないことが、なかな
か結果が出ない原因のひとつとなり、大き
な壁となって立ちはだかります。

とくに人生経験の少ない20代にとって、

「どれだけがんばればいいのか、先が見え
ない」

ということは、モチベーション維持を妨げ
ます。

私にも身に覚えがあります。

そもそも未経験なことについては、

「失敗したらどうしよう」

というネガティブな気持ちが芽生えます。

せっかく気持ちを奮い立たせて行動を起こ
しても、例えば融資が通らないなど必ずし
も自分だけの責任ではないことだとしても、
一回のつまずきでもう「ダメだ」と思って
しまいます。

あげくに「続けること=面倒」と、あきら
めてしまったことも過去にはありました。

読者のみなさんには、この壁をしっかり乗
り越えてほしいと思います。

上の表のように具体的にいつ何をどのくら
い勉強するという目安をつくってみると、

「どれだけがんばればいいのか」

が見えやすくなると思います。

では6人は、いったいどのくらい行動してい
たのでしょう?

圧倒的な行動量で結果を出しているのが、
城山さんです。

城山さんは、不動産投資を志した当初は週
末に不動産投資の講座に通い、懇親会で先
輩大家さんたちから知識を吸収するかたわ
ら、平日は会社の飲み会を断ってその時間
を本を読むなどの勉強の時間にあてていま
す。

ある程度の知識は身につけ、実際の購入へ
踏み出す際には、メンターの1人であるOさ
んから

「悩む前に行動する」

ことを学びます。


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三日坊主を克服・まず●時間を目標に

20140612キャッチ

不動産投資をはじめた初期の段階で結果が
出ない理由として、「行動が続かない」と
いうことがあります。

初めは「やるぞ!」と気持ちが盛り上がっ
ていても、だんだん飽きてしまう……誰し
も経験があると思います。

いわゆる三日坊主の状態です。

あなたは「1万時間の法則」というのを聞
いたことがあるのでしょうか?

これは、アメリカのベストセラー作家、マ
ルコム・グラッドウェル氏が提唱した法則
です。

偉大な成功を収めた企業かや世界的に有名
なスポーツ選手など、何かの分野で「天才」
と呼ばれるようになる人は共通して、その
分野のために1万時間を費やしていると説
きます。

けっして生まれつきの才能で「天才」と呼
ばれているのではなく、地道な努力を惜し
まない結果だというのです。

「えっ、1万時間もがんばらなきゃいけな
いの?」と思われたみなさん。

ご安心ください。

ここでインベスターズギルドがみなさんに
おすすめしたいのは、1万時間の法則では
なくて、

「1000時間理論」です。

一般的に100時間で初心者から脱すること
ができ、1000時間で中級者になるといわれ
ています。

1万時間かければ上級者の域にたどりつき
ますが、全くの初心者であればまず1000時
間を目指しましょう。

毎日一定の時間を捻出するのは難しいでし
ょうが、生活のなかに不動産投資に向き合
う時間を組み込んでいくといいでしょう。

本やセミナーなどでの知識の吸収で100時
間をこなして初心者を脱したところで、そ
のあとは物件探しなど不動産投資を実践し
ながら、1000時間を超えて成長していきま
しょう。

不動産投資では本を読むなど机上の勉強だ
けでなく、「実際にやってみる」「実践し
て成長する」ことが不可欠です。


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「両輪」が速さも安定性もUP

20140611キャッチ

では、6人の若者はどのような「決断」を
したのでしょうか?

城山さんの場合には、本を読んで、「お金
の教養」の重要さを理解し、すぐにその著
者が主催する無料セミナーに申し込むこと
を決断します。

そして、その無料セミナーで不動産投資講
座を紹介され、それで不動産投資をはじめ
る決断をしています。

とにかく、即決即断です。

その後、具体的に物件を検討するタイミン
グでも、友達から紹介された物件の図面を
もらって、すぐに買付けを入れる決断をし
ています。

田中さんは、最初に参加した区分マンショ
ンセミナーで、営業マンがすすめる物件を
契約しますが、自身でリサーチをした結果、
最終的に「買わない」という決断をしてい
ます。

西田さんは、最初のセミナー参加からわず
かに3カ月で中古区分マンションを購入す
る決断をしています。

ドンペリ大家さんに関していえば、最初に
新築区分マンション購入という間違った決
断をしています。

しかしその後は、そのミスを経験として生
かし、勉強を重ねて方針転換するという決
断をして堅実に物件を増やすことができて
います。

このように並べてみると、6人は大胆に決
断しているように見えますが、実は違いま
す。

ドンペリ大家さんのインタビューの言葉か
らうかがえるように、彼らは決断の場数を
重ねて時には小さい失敗もしながら自分の
判断基準をより詳細で明確なものにするこ
とで、よ
り速く、より正確な判断ができるようにな
っていったのです。

物件の選定や融資、入居者募集や出口戦略
などたくさんある過程をひとつひとつクリ
アにしていくにしたがって、自分の判断基
準をどんどん明確にしていったのです。


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