ポイントカードは必要か?

どんどん溜まる「ポイントカード」。

お財布のポケットに入れておくのはいいけれど、枚数が増えるごとにプックリ膨らんで「これが札束で膨らんでたら世話ないんだけどねー」。

そう言って笑い話にしている人もなかにはきっといらっしゃるのではないでしょうか。

そもそもこのポイントカードというサービス、誰にとってメリットが大きくあるのか、考えてみたことはおありでしょうか……?

ポイントカードは、その店でしか使えません(一つではないにしても、使える店は制限されています)。

 そこに行って買うことが、ポイントを貯めるためには必要になるのです。
 それって、「買い物の選択の自由を束縛されている」ことになりませんか?

 もちろん、本当に必要なものを買って、それでポイントがつくのならOKです。
 でも、そうならない場合もたくさんあるのではないでしょうか。

 例えば、
「あと200円分買ったら、ポイントが増えるから何か買おう!」
「今日はポイント3倍デーだから多めに買っちゃってもなんだかおトク!」
「ちょっと遠回りだけどポイントの使える店に行こう」
「せっかく来たから、何かついでに買おうかな……」
なんてことがおこります。

 これはまさに、第2章で述べた「機会損失」に当たります。思い出しましたか?
 ここで言う機会損失とは、ポイントカードに行動を縛られて、他の選択ができなかった、という損失です。

(以上、“銀行員だけが知っている お金を増やすしくみ(集英社)”より抜粋)


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