「三つの財布」

財布をAmazonなどで探してみると当然、メンズブランド、レディースブランドと、いろいろなラインナップがありますよね。

ここでちょっとお聞きしますが、あなたは、財布をいくつ持ち歩いていますか?

大抵の方は、「財布なんて一つあれば充分」と思っていらっしゃることでしょう。

しかし、銀行員の世界ではちょっと違うようです…。

では銀行員は、どんな財布を持っているのでしょうか。
 
 それは、

「お札入れ」
「小銭入れ」
「領収書入れ」

の3つです。財布を3つに分けて管理しています。

「3つに分けるなんて、面倒じゃないの?」
と、思われるかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。
 
 銀行では、一円でも行方不明になるとゴミ箱をひっくり返して探さなければならない大事件になることは前に書きました。
 逆に一円でも多かったとしたら、やはりこれも大事件です。その一円はどこから来たのかを、取引記録をすべてチェックして、原因を見つけなければなりません。
 そのような職場では、自分のお金を、たとえ小銭であってもデスクの上に置いておいたり、ズボンのポケットに入れたままオフィスの中を歩いたりするのは大変危険です。
 もし銀行のお金と自分のお金が混ざってしまうようなことがあれば、大きなマイナス評価がつき、始末書まで書かされてしまいます。

 そんな環境なので、無用なトラブルを避けるために、お札はもちろん、小銭まできちんと管理することが銀行員の修正となっています。
 管理して常に財布の中の金額を把握するためには、お札と小銭を分けておくほうが便利なのです。

(以上、『銀行員だけが知っている お金を増やすしくみ(集英社)』より抜粋)


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