クレジットカードは1枚だけ
2月 26, 2014
クレジットカードをAmazonで利用するユーザーは多いでしょう。学生でも、審査に通れば持つことができるので、JCB、VISA、JACCSなどのクレジット各社は、ポイント還元などの様々な特典をつけてくれています。
するとAmazonで買い物する時にはリーダーズカード、楽天だったら楽天カード…というように複数持つ事にもなりがち。
ポイント還元という「おまけ」とクレジットカード利用の関係、銀行員ならどう見るのでしょうか?
②カードを試用するたびに消費行動がデータ化され、情報として蓄積されてしまう。
いつ、どこで、何を買って、いくら払ったのか。
どんな店で、何を食べたのか。
多くの情報を把握したカード会社は、それに応じて販促活動を行います。
よく外食をする人には、新規オープンのレストランのお知らせを。
デパートで化粧品を買った人には、コスメフェアのDMを。
ワインを買った人には、ボジョレー・ヌーヴォー予約販売の告知を。
あなたの行動は、企業によってマーケティングされているため、魅力的なお誘いのDMやメール、電話などが的確に届けられます。そして、それを見て、またついつい買ってしまう……、そんな消費の連鎖が続くことになります。
本当に欲しいもの、必要なものならいいのですが、DMで勧められて、それまでは考えてもいなかったものを買ってしまった、という人は、カード会社の思惑のままに動かされているということになります。
お金を貯めたい、増やしたいという人は、そのような消費行動は絶対に避けなければいけません。
(以上、“銀行員だけが知っている お金を増やすしくみ(集英社)”より抜粋)