不動産・投資にトレンドがある?
6月 28, 2014
バブル崩壊後、デフレの影響で、日本の不
動産価格は下落の一途をたどってきました。
ところが、1990年代の後半からはじまった
金融機関の不良債権処理によって、不動産
を担保とした不良債権の大バーゲンセール
が行われ、いわゆる不動産ファンドと呼ば
れる海外マネーが一斉に日本の不動産への
投資をはじめ、収益性の高い一部の不動産
は、値上がりをはじめたのです。
そして、2004~2007年くらいのあいだは、
不動産の値上がりが激しく、ミニバブルと
呼ばれる状況となりました。
このころ、三井住友銀行はRC1棟マンション
を中心に積極的に個人投資家に対してフル
ローンを出していました。
ですので、不動産投資の情報を発信している
人たちのなかには、この時期に一気に収益不
動産を買い進めた人も多いわけですが、今現
在、これらの人と同じやり方を実践しようと
思っても無理な話です。
もう少し当時の話を補足しておきますが、ミ
ニバブルといっても日本全国すべての不動産
が値上がりしたわけではありません。
そこが1980年代後半の「バブル」とは全く異
なっていました。
「バブル」のときは、日本全国の不動産がな
んでもかんでもどんどん値上がりしていきま
した。
収益性の高い・低いはあまり関係ありません
でした。
ですので当時の不動産投資は、現在のような
家賃収入を目的にするのは主流ではなく、不
動産の値上がりによる売却益を狙うものでし
た。
ところがミニバブルでは収益還元法の考え方
が浸透し、収益性の高い一部の投資用不動産
や土地は値上がりをしましたが、それ以外の
不動産、とくに地方で収益性の低い不動産は、
引き続き値下がりを続けたのです。
つまり、二極化が進行したわけです。
さて、話はSNSの活用に戻ります。
インターネットを使って、さまざまなタイプ
の個人不動産投資家のブログやメールマガジ
ンを読んで情報収集をするにたあたっては、
不動産投資に特化したポータルサイトを活用
するのが便利です。
代表的なポータルサイトには、まず「健美家」
(http://www.kenbiya.com)というサイトが
あります。