お金の一般常識にサヨナラ!

お金の一般常識にサヨナラ!

 実は、銀行員だけが知っているお金の「ウラ常識」というものがいくつかあります。
 まずは、その最たるものをお教えしましょう。それは、

 「銀行員は、お金を定期預金に預けない」

ということです。

 「あんなに熱心にすすめるのに?」と、びっくりされた方も多いでしょうね。
 普通預金の残高がある程度大きな金額になったときや、ボーナスが入る時期などに
 「普通預金に置いておくより、ずっとおトクですよ」
といったセールストークで、定期預金を勧められた経験のある方は多いと思います。
 でも、もう一度言いますが、他人には勧めても、自分では定期預金にお金は預けないのが銀行員というものです。

 「いや、定期預金は、いちばん安全なイメージがあるけれど……」
 確かに、定期預金は、元本が保証されていますので、預けたお金が目減りすることはありません。でも、その代わり、増えることもほとんど期待できません。

現在の平均的な定期預金金利をご存知ですか?
1年以上預けて、ネットバンクで年0・3%、メガバンクだと約0・03%という低
い数字になっています。
 1980年代後半から1990年代前半までのバブル期には、金利が年5・0%、と
いう時代もありました。
 その当時なら、十数年で、預けた金額が倍になる、なんていうことも期待できたので
すが、現在のように小数点以下2けたという金利では、あなたが生きているうちに倍に
なることはありません。

 金利を考える際に役に立つ、「72の法則」というものをご紹介しておきます。

 これは、「72を金利の数字で割って出た答えが、預けた金額が倍になるまでの年数を表す」というものです。

 例えば、バブル期の金利5・0%の場合なら

 72÷5=14.4

 となりますから、14年ちょっとで倍になる、という計算になります。

 現在のメガバンクの金利、0・03%ではどうでしょう?

 72÷0.03=2400

そうです。なんと、2400年もかかってしまうのです。

 これがネットバンクの金利の場合でも、

72÷0.3=240

 どちらにしても、あなたが生きているうちに「倍返し」してもらうことは到底不可能。
ちなみに、ネットバンクとメガバンクの金利に10倍の違いがあるのは、それぞれが抱
えるコストに差があるからです。
全国に支店を持ち、その店舗の賃料や人件費など、維持コストが莫大なものになるメ
ガバンクは、利益が出ても、預金者への還元はどうしても少なくなってしまいます。
 このように定期預金は、「元本が保証されている」という安全の代償として、金利が低
く設定されています。
 だから、お金を増やしたい人には全く向かない金融商品、と言えるのです。
 
 だから、銀行員は「定期預金をしない」人が多いのです。
 銀行員にとっては、定期預金は「利息がなかなか増えないのに、信用リスクは高いので割に合わない」ものなのです。

 「定期に預けるだけのまとまったお金があるなら、他の金融商品にお金を移したほうがトク」と考えるのが、銀行員のホンネです。
 
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