質実剛健だけどルックスに…?
3月 29, 2014
【質実剛健だけどルックスに…?】
「銀行員」というとさて皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか。
真っ黒の髪を七三分け、地味で無難な銀縁のメガネ、そして、まだ就活をやっているのかと思うような地味なスーツにネクタイ……。
社会人となって収入があれば、スーツやドレスシャツ、ネクタイにもおしゃれをしたいところ、「銀行員」は真面目一徹……と思いきやちょっと違うようです。
『髪型については「銀行員カット」というものが存在するくらいです。
たいていの銀行では、新入社員研修の初日、銀行お抱えの理容室で強制的に、みんな同じような髪型にされてしまいます。
だから、銀行員というのはおしゃれとは程遠いイメージがあると思います。
でも、実は銀行員には「見た目にこだわる」人が非常に多いのです。
信じられないとは思いますが、髪型や服装がいじれない分、靴や時計などの小物には、とことんこだわっているのです。
どうして、銀行員は見た目にこだわるのでしょうか?
それは、銀行員は、「見た目が9割」ということをわかっているから、です。
身につけているもので、その人の信用度や印象がガラッと変わることを、業務の中で何度も経験しています。
大きな金額をやりとりする富裕層のお客や企業経営者は、身につけているものにこだわりのある人が多く、見る目を持っています。
そんな人たちに見下されたりしないように、銀行員自身も、できる限り見た目をよくするためにお金をかけているのです。
そこにかけたお金は、お客からの評価や信頼という形で、必ずリターンがあることを銀行員は知っています。』
(以上、長岐隆弘 著 『銀行員だけが知っている お金を増やすしくみ(集英社)』より、抜粋)