金融商品の種類を比較する前に

銀行や証券会社などで、様々な金融商品を勧められることがあるでしょう。

その金融商品は何年もって、どのくらいになるのでしょうか。

保険の見直しが流行っていますが、金融商品の見直しもしたほうがよさそうです。

「いいですよ」と言われて投資を始めてみたものの芳しくない……というものがあるとき、いったいどうしたらいいのでしょう?

『今持っている資産のうち、このまま持っていても増えることが見込めないものについては、どんどん整理していきましょう。

 まず、定期預金は、使用時期などの目的が特にない場合は、見直します。

 次は、投資信託。信託報酬が高いものは解約します(「サンクコストは気にしない!」でしたね)。そのほか、必要のない金融商品は、いったんすべて現金化しましょう。

 そして、資産の入れ替えを行います。

 現金化してできたお金は、「お金の貯め方編」でご紹介した3つの口座のうち、半分を給与口座に、残り半分を貯蓄用口座に入金します。

 給与口座には、毎月収入の10%を「不測の事態」や「冠婚葬祭」のために残していますね。そこに、今回整理してできたお金も加えます。

 この口座には、理想としては給料の2年分くらいを貯めること、を目標にしましょう。それくらいあれば、例えば急な景気悪化の影響を受けて、万が一リストラされるようなことがあっても安心です。

 ただ、給料の2年分というのはかなり大きな金額なので、そこまで貯めるのには時間がかかります。実際にはなかなか貯まらないにしても、目標としてその金額を目指す、という心構えが必要です』

(以上、長岐隆弘 著『銀行員だけが知っているお金を増やすしくみ(集英社)』より、抜粋)

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