融資の金利と銀行

融資は銀行などの金融機関で行っている主な業務、という事は、もうすでに皆さんご存知だと思います。

ではこの「融資」、つまりお金を貸すことを別名でなんというかご存知でしょうか。

「与信業務」というのです。

与信業務というのはなぜかというと、「相手にお金を貸すこと」=「相手に信用を与える」という意味。

お金を貸すということは、相手を信用する、という事に他なりません。

逆に言えば、融資を受けたいなら「信用を勝ち取れる」ようにならないと無理のようですが……?

『よく、銀行員をからかう表現として、「雨の日に傘を貸さない」などと言われます。
 しかし、銀行員からすると、実は、「そんなの当然でしょ!」と思っています。
 誤解を恐れずに言うと、銀行の仕事というのは、お金がない人や足りない人にお金を貸すことではありません。
 ビジネスとしてお金を貸しているので、「返せる人」にお金を貸すのは当然です。
 ですから、
「晴れた日に、傘を持っている人に傘を貸す」のです。
 これなら間違いなく傘を返してもらえそうですからね。
 銀行員側のロジックでは、「借りたお金は必ず返す」のが当然です。

 ここは、貸す側と借りる側での融資に関する受け取り方の間に、大きなギャップがあるかもしれませんね。借りる側は借りるまでは一生懸命ですが、返すことには無頓着な人も多いものです。
 お金の貸し借りに無頓着な人は、お金を増やすことも難しい、ということを銀行員はわかっているのです。』

(以上、長岐隆弘・著『銀行員だけが知っている お金を増やすしくみ(集英社)』より、抜粋)
 

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