分散投資の効果とリスクって?

【分散投資の効果とリスクって?】

分散投資の効果、銀行員や証券マンから勧められますよね。

もしかすると、
一つのカゴにすべての卵を盛るな
という言葉を聞いたこともおありかもしれません。

分散投資を勧めるのは、一つの金融商品に自分の財産のすべてをかけてしまうと、失敗したとき損失が大きいですよ、という警告。
しかし、今の時代はその分散投資が効果的というよりも、リスクを負ってしまうかもしれない状況が浮き彫りとなっているのです。

日本の株式に10万円
 中国の株式に10万円
 アメリカの国債に10万円
 ブラジルの外貨預金にも……

 
 などというふうに、さまざまな資産に分割して投資しましょう、というものです。
 その理由は、一つの資産の運用成績が悪くても、他の運用成績の好調な資産がその損失分を補ってくれるから、という論理です。

 これは、金融の世界で、長きにわたって有力だと言われてきた考え方です。
 日本の景気と他の国の景気には関連性があり、先進国である日本がダメなときは途上国がブラジルがいい、というような反相関の関係にあるとされていたからです。
 また、株が悪いときには債券がいい、株がいいときには債権が悪くなるとも言われてきました。

 ところが、この理屈がまったく通用しない事態が発生しました。
 そうです。みなさんもご存じの、「リーマン・ショック」です。
 今も記憶に新しい、「世界同時株安」が起ってしまったのです。
 全部が一斉に、ドーンと下がってしまいました。それだけ金融マーケットが世界的に一体化してきているということです。(以上、『銀行員だけが知っている お金を増やすしくみ(集英社)』より抜粋)』
 


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