リサーチとは?

【リサーチとは?】

何か物事を始める前に調べることという意味で、リサーチって使いますよね。

銀行の仕事というのは、企業に融資をすることを業務としています。その関係上、融資前の「リサーチ」は非常に大切なものになっているのです。

しかしこれは、どんな業種でも成功に導くために必要なことではないでしょうか。

あなたは何かを始めようとしたときに、どのくらいのリサーチをかけますか?

面倒だから適当?
誰かの言うとおりにしていれば大丈夫……?

“銀行内部には、「与信情報」という融資審査を行うために参考にする、膨大な資料があります。そこに書かれているのは、例えば、過去の取引の履歴のすべて、財務情報、格付け情報、反社会勢力との関わり方などです。

 それらの情報を徹底的に調べて稟議書を欠く、というのが銀行員の日常です。
 なぜそんなに徹底的に調べるのか?
 その理由は、「未然に防げるリスクはとりたくないから」のひと言に尽きます。

 銀行は、企業に融資をすることを業務としています。銀行にとって、融資は貸し出した全額が予定通りに返却されて、はじめて完了となります。
 なので、その長い取引期間に万が一のことが起こって、貸し倒れになることがあっては困るのです。
 最悪の事態を想定して、そうなった場合でも、貸したお金は返ってくるようなリスクヘッジをとことん行います。
 そのためには、貸す前、つまり融資を実行する前の徹底的なリサーチが欠かせません。貸すことを決めるまでのリサーチが、融資という業務の90%、と言っても過言ではないのです。
 
 このような考え方は、個人で行う利殖の際にも活かされていて、銀行員は投資を行う前には、徹底的に、かつ慎重にリサーチします。(以上、『銀行員だけが知っている お金を増やすしくみ(集英社)』より抜粋)” 


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