自己資金・不動産投資の場合どうなる?
6月 26, 2014
自分の資産状況の棚卸しができたら、
不動産投資に使える自己資金の金額を
割り出してください。
この自己資金額と収入によって、まず
いくらくらいの価格帯の物件を狙える
のかが見えてきます。
一般的には、物件価格の1割から3割ぐ
らいの自己資金が必要といわれていま
すが、基本的にすぐ使う予定のない余
剰金、もしくは「これは投資用に使う」
とあらかじめ目的を決めた預金をあて
ます。
くれぐれも今、持っているお金をすべ
て不動産投資につぎこむということは
しないように気をつけてください。
いったん不動産投資に資金を投下して
しまうと、家賃収入というキャッシュ
フローが入ってくるとはいえ、まとま
ったお金にするためにはその不動産を
売却するしかありません。
ですので、不測の事態に備えてなるべ
く手元にお金は残しておきたいもので
す。
さて、現状が把握できたら、先ほどイ
メージした「金額」と「期限」が現状
と照らし合わせて物理的に実現可能か
チェックしてください。
目標は大きいほうがいいという人もい
るでしょうが、あまりにも現実離れし
ていては絵に描いた餅になってしまい
ますので、
「いくら投資に回すか」= スタート
と
「いくらのキャッシュフローを
得たいのか」 = ゴール
そして、
「何年後に実現したいのか」= 期限
を物理的に実現可能かどうかという視点
を持って見直してほしいのです。
これは例えば現在、無職で自己資金も
ないという人が、1年後にいきなり
「1000万円のキャッシュフローを得る」
という目標を掲げても、物理的に無理
があって意味をなさないからです。
それであれば、
「まず就職をして1年後に100万円を貯
め、◯年後には◯◯万円を元手に不動
産投資をして、◯◯万円のキャッシュ
フローを得る。
そして、◯年後までには、◯◯のキャ
ッシュフローを達成する」
といった具合に段階を踏んだ目標にし
たほうがいいでしょう。
このように検証をして、具体的に得た
い「金額」と「期限」の目標を確定さ
せます。
例えば、
「2年以内に自己資金300万円を貯めて
1棟アパートを購入し、年100万円のキ
ャッシュフローを達成する」
「毎月5万円、ボーナス時20万円を貯
金して自己資金を増やし、1年以内に
RC1棟マンションを購入して、年200万
円のキャッシュフローを得る」
などです。
目的や目標を明確にしないままはじめ
てしまうと、日常に流されて途中で挫
折してしまいがちです。
ここが具体的に設定できている人ほど
実際に結果を出していますので、しっ
かりとやってみてください。