自分の貯金額が正確に言えますか?

 「信じられない!」 そう思われるかもしれませんが、銀行員から言わせると、

 「自分の財産の額がわかっていないことのほうが、信じられない!」 ということになります。

 私が、メガバンクに入行して、最初に驚いたのが、先輩行員のほとんどすべての人が、自分の財布に、今いくら入っているかを正確に答えられることでした。

 お札の枚数や金額はもちろんのこと、小銭も500円以内の誤差で、ほぼ正確に言え るのです。

 「やっぱり銀行員たるもの、人のお金を扱う職業だから、自分のお金もしっかり把握しているんだな」と妙に納得したのを今でも覚えています。

これには、銀行員ならではの背景があります。

 銀行という職場では、常に「お金」を扱っています。

 そして、そのお金は当然のこと ながら他人のお金です。

 ですから、他人のお金と自分のお金という区別をしっかりすることが厳しく求められるのです。

 金額の多い少ないにかかわらず、他人のお金と自分の お金を混同しないために、徹底的な自己管理が必要となります。

 銀行員時代の、忘れられないエピソードがあります。
 当時、同じ職場で働いていた、先輩のHさんのことです。

 Hさんは、いつでも自分の財布に入っているお金を、なんと一円単位まで把握していることで有名でした。

 ある日、歓送迎会で酔っ払っているHさんの姿を見て、いたずら心を起こした私は、同僚と一緒にHさんの小銭入れから、硬貨を数枚、抜いておきました。

 さすがのHさんもこれには気づかないだろうから、後で笑い話にしよう、という軽い気持ちでのことでした。

 ところが翌日出社すると、「昨日、250円なくなってたんだけど、知らない?」と 言われてびっくり。

 酔いからさめてすぐ、財布の中身を確認して気づいたのだそうです。

 さすがにHさんレベルの人は珍しいですが、それでも銀行員は、常に自分のお金がい くらあるのかを、しっかりと把握しているものです。

 しかも、財布の中身だけではなく、銀行に預けている預金額はもちろんのこと、持っている株や投資信託などの金融資産の時価、果てには、不動産や自家用車の時価まで、きちんと整理して把握している人がほとんどです。

ご丁寧に、それらの資産を一覧表にして、エクセルで管理している人もいるぐらいでした。

あなたも、お金を増やしたいと思っているなら、まずは、自分のお金についてしっかり把握しておきましょう。

 もう一度、質問します。
 
 「貯金額はいくらですか?」

 答えられない人は、すぐにでも銀行へ行って通帳記入してきてください。

 こんなお金にまつわるセミナーを新宿で本日19時から開催します。

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