投資信託ならどうなの?
4月 17, 2014
お金にお金を稼いでもらう方法として
株のほか、投資信託という手段も
ありますよね。
この投資信託、銀行員から見ると
どんな投資商品なのでしょうか…?
『バブルが崩壊した1990年代半ば以降、
個人の投資家はバブル崩壊後の失敗を
繰り返すことを恐れて、株や金融商品に
手を出さなくなってしまいました。
そこで、在庫がたくさん余っている状態の
日本株を回転させるために考え出された
商品が、投資信託なのです。
投資信託は、個人投資家から集めた
お金を、プロの投資家やファンド
マネージャーが、日本の株式や海外の
株式に投資して運用します。
そして、それで出た運用利益を投資家に
分配する、というシステムになっています。
預ける側の個人投資家からすると、時代に
合わせて新しい商品が次々出てくる投資
信託は、これから伸びていく、という
お墨付きがある分野なので、投資しやすく
感じます。
また、自分のような素人ではなく、プロが
運用をしてくれるという安心感があります。
なんとなく、確実にお金が増えそうな
気持ちになりますよね。
ところが、投資信託は、実は販売する側に
とってのメリットのほうが、より大きく
つくられている商品なのです。
「新しい商品が売れるたびに、手数料が
入る」
そう、
これが投資信託の最大の目的なのです。』
(以上、長岐隆弘 著
『銀行員だけが知っている
お金を増やすしくみ(集英社)』
より抜粋)