株式投資の勉強をしても?
3月 26, 2014
【株式投資の勉強をしても?】
株式投資をしてみたいということで、セミナーに参加され勉強をしている方も多いかと思います。
お金は誰でも増やしたいに決まっています。
でも「何をやって」増やすのかが大事。
コツコツ働く、節約する、金融商品を購入する、そして株式投資という選択も。
でも、ちょっと待ってください・・・。
『・・・個人が株式投資を行うことは「以前よりも難しく」なってきています。
その理由の一つは、巨大な金額を動かす機関投資家の存在と、人工知能によるシステムトレーディングの台頭です。
株式投資では、動かすお金が大きければ大きいほど有利に取引を行える、という局面があります。個人投資家からお金を預かって、それを運用するプロの機関投資家は、一度に数十億から数百億円という大金を動かします。
それと同じ舞台で、個人が数万、数十万円という単位で戦って勝ち続けることは、非常に難しいと言わざるをえません。
また、最近主流になりつつある、人工知能によるシステムトレーディングが、やはり個人投資家の前に立ちはだかります。人工知能が急速に発達して、将棋やチェスでもプロの棋士との対局でコンピュータが勝つことが多くなってきたことは、ご存じでしょう。
人工知能は、人間よりも情報量も豊富で、計算が速く、かつ余計な感情も入らないため、相場をかなり正確に判断することができます。
また、常に相場を見ていて、上げ下げの局面では、多い時では1秒間に500回もの売り買いをすることが可能です。それにより、相場が一気に動き、急上昇・急降下します。手動の操作では、とてもそのような相場の動きについていくことはできません。』
(以上、『銀行員だけが知っているお金を増やすしくみ(集英社)』より、抜粋)