ペイオフとは?そこから見えるもの

消費税が8%になりましたが、もう
新しい税率の計算には慣れましたか?

低い金額のものだとそれほどの違いは
感じないかもしれませんが、これが
高額な買い物になるとその税額の差に
驚くこともしばしばですよね。

『「銀行が倒産するなんてありえない…」

そう考えている人は、今ではかなり少ない
と思います。

平成10年に破綻した北海道拓殖銀行の
ニュースなどは、まだ記憶に新しい
ですよね。

では、銀行が倒産したとき、預けていた
お金はいったいどうなるのでしょうか?

これについては保護の制度があります。

預金保険制度、いわゆる「ペイオフ」
です。

ペイオフとは、一つの金融機関について
元本の1000万円とその利息までは保護
されるというものです。

そのため、一つの銀行への預金は
1000万円までと決めて、複数の金融機関に
分けて預けている方も多いでしょう。

ただ、このペイオフが、今後、本当に
実効的であるかどうかは不透明です。

考えてもみてください。20年くらい前には
たくさんあった都市銀行・地方銀行は、
合併を繰り返して今のようなメガバンクに
なりました。

そのような流れを考えると、今後も合併が
行われる可能性は十分にあります。

だから、銀行員は「定期預金をしない」
人が多いのです。

銀行員にとっては、定期預金は
「利息がなかなか増えないのに、
信用リスクは高いので割に合わない」
ものなのです。

「定期に預けるだけのまとまった
お金があるなら、他の金融商品に
お金を移したほうがトク」

と考えるのが、銀行員のホンネです。』

(以上、長岐隆弘 著

『銀行員だけが知っている 
 お金を増やすしくみ(集英社)』

より抜粋)


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