1万円の価値とは何?

【1万円の価値とは何?】

「自由に使える1万円があったら?」と
考えるのは楽しいものです。
しかし、銀行員というものはそういう
ことは考えない! といいますが、
本当なのでしょうか。
また、それはどうしてなのでしょうか?

『「一万円あったら、あれが買える、
これが食べられる……」
なんて、嬉しく、ちょっとドキドキ
したりするかもしれませんね。

でも、銀行員には、そういう感情は
ありません。

業務の中で、あまりに大量の紙幣を
連日眺めていますので、お金に対して
どんどん執着心が薄れていき、無関心に
なっていきます。

銀行員にとって、お金は単なる記号に
すぎないのです。
お金を、生活を便利にするための単なる
「通行手形」である、と考えるとわかり
やすいでしょうか。

通行手形自体には価値はありませんよね。

物事を円滑に流通させるための、便利な
ツールにすぎないと考えるわけです。

お札はただの紙切れ。

ただ、みんなのお約束として、価値がある
ことになっています。

実は、この感覚が、とても大切なのです。

お金の貯まらない人ほど、紙幣に対して
過大評価をしてしまいます。

一万円でできることや、買えるものを
イメージしてしまうのです。』

(以上、長岐隆弘 著

『銀行員だけが知っている
お金を増やすしくみ(集英社)』

より抜粋)


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